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2017年3月 4日 (土)

読物 『シルマリルの物語』

10代の後半に読んで四半世紀を過ぎた今、ようやく再読を果たすことができた。
この間、いわゆる『指輪物語』は幾度か再読できているので、本書の敷居の高さないしは我が身のヘタレ具合がおのずとしれようというものである。

本書は物語ではあるが、神話とか設定資料集のようなおもむきが強く、ミドルアースの大気を呼吸しているかのようなひとびとにとっては至福であろうとも、凡俗にはいささか身に余ると感じられるのも事実である。登場人物の多さは三国志級であろう。
此度の再読も他の本を読む間に間に読み進め、二年くらいかけてしまった。

初読の時はトールキン先生すげえ! 世界を構築するのに言語からはじめなすったなんて! 的なノリで以後私的TRPGセッションにおいてはものすげえ影響受けまくりだったが、再読の今はトールキン先生の稚気というか厨二的なアレというか、そんなことを感じてしまって生暖かく微笑んでしまうことを禁じ得ない。とはいえ、『指輪物語』という作品には一切そのようなナニは(トム=ボンディバルを除いて)ないと感じられるから、一層感慨深くもある。

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