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2016年10月 7日 (金)

漫画 『サライ』

柴田昌弘の、おそらくは最後となる長編漫画。

たぶんいつもの柴田節なんだろうと、長らく放置してきた。19巻と、ちょっと長めだったせいもある。『クラダルマ』を再読してもうちょっと読みたくなったので現状を調べてみたら、なんかいろいろあって漫画家を引退されたという。
ならば読まねばなるまいと着手した次第。

世間が氏をどのように評価しているのかわからない。大学時代の後輩が、ヤツメウナギを強く推していたことくらいしか。
私自身が「柴田節」と述べているものにも諸要素があり、一つには登場人物が必ず現代社会や文明を断罪する発言を上からすること、ヒロインも含めて女性キャラはたいてい酷い目にあうこと、主役級でもころっと逝くこと、フリークスが登場することなどが代表的である。

そのいずれをも差し置いてもっとも特徴的なものは、クライマックスだ。盛り上がってまいりました!と私が感じているところは、氏の中ではもうたたみにかかっているかたたみ終わっているところで、だからいつもあれ?これで終わっちゃうの?という印象を抱かされる。おそらくこれが、氏の作品を心から愛せない最大の要素となろう。

地味に始まって(そうでもないが)、じわじわと盛り上げて、脱線しては本編へとつなげるということを繰り返す。そんな間はものすごく面白く読めるのだが、物語終盤に感じるものは前述の通りで、『紅い牙』の頃から変わらない。
安彦良和の漫画がだいたい同じようなカンジで終始するのと似てる。

終わりよくないのですべてよしとはいえない。そんなカンジ。
ホント、読んでる最中はとても面白いのに・・・

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