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2014年7月21日 (月)

読物 『ティターンズの旗のもとに』

今野敏の著作との出会いは、高校時代のことである。
同級生が借してくれたたのはジャズバンドの四人組が超能力で事件解決する的な物語で、なんだかピンとこないという出会いであった。状況と登場人物の関係に物語的必然性がないように思える、という印象である。

弟が今野敏が好きだと知ったのは数年前のことで、先の印象が拭えるかと思いきや、やっぱりピンとこなかった。
古代日本から連綿と続く武術の相伝者が刑事で事件解決する的な以下略。

好ましい印象を得たのは『慎治』で、物語はやっぱりちょっとアレだったが、プラモ作りをそれなりに描写する小説ということが目新しかったのだろうか。かつてコミックボンボンを愛読した頃をちょっと思い出したりしたせいかもしれない。

今野敏がガンダムを書いていたと知ったとき、なぜ?と思いつつ、『慎治』を思い出して得心し、でもティターンズはどうでもいいやと一度は興味を失った。ガンダムはすごい好きだったかというと微妙で、プラモを作っていたから親しみはあり、学生時代に『ガンダム戦史』にのめりこんだにせよ、今ではわりとどうでもよい。かつてはカッコいいと思えた驚異のメカニズムにも、昨今まるで心が動かされない。自分でも驚くくらいに。
ここ数年WoWしかやっていないせいかもしれない。

ティターンズというかガンダムもまあどうでもいいカンジなわけだが、カイレポ、カイメモのせいか、それっぽいガンダムには触れてみたくなった。なんかないかと調べているとき、一度興味を失った本書の概要に触れて読んでみる気になったわけだが。

個人的にはこのような物語は余韻がけっこう重要だと感じるのだが、あっさりとしすぎていること。
過去の出来事と、それに関連する現在のシーンが微妙にズレているように感じられること。
そんなことが気になり、大満足ではないが、概ねよい。
兵器のありようについては個人的に0083でどうでもよくなっているので、スゲー機体が登場してもスゲーでスルー。とはいえ、戦闘描写については、数年前に読んだ世間では大人気アニメとなったらしい最新ガンダム話よりも好みである。ガンダムの戦闘って、何十ページもだらだらと続くようなものじゃないと思うのよね。哲学戦闘でもね。


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