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2013年6月17日 (月)

読物 『戦国茶道記―天下一の茶入「新田肩衝」の流転』

亡父の蔵書より。

亡父は茶道を嗜んでいたため、我が身は幼少の折より抹茶の味には親しんでいた。時折、茶を点ててくれたりあるいは所望したりしたものだが、手入れや準備が大変と見えたのであまり望まなかったが、今思えばもっと機会を作るべきであったと思う。作法などは一切なく、ただ茶の味とお菓子を楽しむ時間だった。

我が身は茶の道に興味がなく、「新田肩衝」といわれても特に感じることはない。「新田肩衝」とは茶入である。元々は薬をいれる器であったものを流用したらしく、掌サイズの小さな壺である。
本書はその品が中国より伝来され、最後の所有者となった徳川家に伝わるまでの経緯を語ったものである。どの程度の脚色が含まれているのか不明だが、なんというか、「作りすぎていないカンジ」が好ましい。

「道」というものは、それが目ざすところと乖離せざるを得ないものか。法とは全て「解釈」されるを免れ得ないものなのか。
個人的な昨今の事情と照らし合わせて、そんなことを思ったり思わなかったり。


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