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2012年11月16日 (金)

読物 『ハーモニー』

会話がアレな作家というとまず思いつくのが神林長平である。
キャラクターの対話が、神林長平と神林長平の対話みたいに感じられてどうにも困る。
この作家も、基本的に会話は不得手のように感じられる。

本作品の場合、大きな話を小さく書いたことにはわりと好感が持てるが、大仕掛けの破綻感が「Vガンダムを自己基準とする某作家」の作品を思い出させてどうにも困る。
好みではなくなってしまった、あるいは、あまり好みでない作家を思い浮かべてしまうということはつまり、好みではないということなのだろう。

21世紀後半、いわゆるキラキラネームがデフォとなった世界のお話。
大ネタとしては、OSがウィルス、みたいなカンジ。ネタがご都合に感じられてしまったことも、楽しめなかった要因かもしれない。

ナチスドイツが禁酒・禁煙を励行していたことは知らなかった。
糖尿病が、血液の凍結を防ぐために人類が獲得した形質の一つであるらしいということも知らなかった。
あまり好みではないが、勉強になった。

なんとなく、ここのところ連発している芝村作品が相似形を描いているような気がする。

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