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2012年9月 3日 (月)

読物 『ソフトウェア』

1983年に発表されたとは思えない先鋭さと、当時らしいエスエフ感をないまぜにした読後感がある。20年くらい前に読む機会が訪れていたけれども、表紙で避けてしまっていた。当時読んでいたらどんな印象を抱いただろうか。
攻殻について、ビジュアル的にはギブスンの、根っこの部分は本作品の影響があるようだ、などと思っただろうか。
GAの着想はここからかもしれないなどとは思いもしなかっただろう。

構成は、壮大な話をくだらなく語る『マクロス』シリーズと似ている。
エスエフはネタ勝負という時代は確かにあり、この作品もその時代に属するものだと感じられる。だが、それを前面に押し出してはいない。多様なネタのエッセンスがちりばめられているが、作者自身はあまり熱心にそれを用いようとはしていない。あるいは意図的にそうしているのか。
ともあれ、そんなことを思ってしまうあたり、どうでもいいところを深く掘り下げすぎる昨今の風潮に、我が身も毒されてしまっているのだろう。


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コメント

これはひょっとして、ラッカーの作品ですかね。
昔読んで、おもしろかったけど小難しかった印象があります。これと『ウェットウェア』と。ぜんぜん憶えてないですけど…。

比較的最近読んだ、『ホワイト・ライト』は、なんだかスチャラカでしたが、わりとおもしろかったです。
訳者がまた黒丸ですしねー。

そうです、ルーディ・ラッカーの著書です。『ウェットウェア』も俄然読む気になってきましたが、図書館で借りるか古書の出待ちといったところです。
小難しいというのはなにかの間違いでしょうw でもサイバーパンク以前に読んでいたならば、概念を獲得していないが故の難しさは感じたかもしれませんね。

スチャラカというと『虎よ! 虎よ!』を上回るものはないという個人的確信がありますが、それはさておき。
『ホワイト・ライト』も入手難度高めぽいカンジですね。

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