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2012年4月21日 (土)

読物 『総理執務室の空耳』

 置賜(おきたま)連絡協議会は米沢、南陽、長井、川西、高畠、飯豊、白鷹、の支部で構成され、加入者は約一三〇〇人。集まってきたのは各支部の幹部クラスである。 「ちょっと前までは、政府は減反、減反の大合唱だったべ。そんなときは減反しねえどまるで非国民みてぇな空気だったべ。俺だちは備蓄というごとを考えるべきだど主張してきたけんど、農水省も農協も聞ぐ耳持だねがった。これは天災というよりか人災だべ。国の政策の間違えだっぺ」
P.151
宮澤内閣が倒れ細川内閣が誕生し、ウルグアイ・ラウンドと絡んで米の輸入自由化が政治的なカードを超える問題となった頃、政治の行く末を予見するようなかたちで、この小説は世にあらわれた。 黒河小太郎の名で中央公論に掲載されたこの小説はその筋を騒がし、犯人捜しがわりと熱心に為されたそうである。

当時は今よりも政治には興味がなく、印象にある記憶といえば、友人とツーリングに出かけた先でキャンプし、入手したタイ米で炊飯をしたのだが、日本米と同じ感覚で調理したためちょっとこれはナンだったというものくらいで、当然この小説の存在も知らなかった。
原発も国策、米の云々も国策。なにがどう国の舵取りをしているのか、わかるような、わからないような。

読むに至った経緯は『金融腐蝕列島』で引用されていたことによるが、『金融腐蝕列島』を読んでから随分と間が空いてしまったため、どのように引用されていたかはもう覚えていない。


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