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2011年3月20日 (日)

読物 『去年はいい年になるだろう』

Android携帯を手に入れ、Gmailを利用するようになり、Googleリーダーというものを使うようになった。定期的にWebサイトを巡回するなど、随分と久しぶりのことだ。
リーダーに登録した中に「これだけは読んどけ!ってSF」というニュース速報版のスレッドを紹介するサイトがあり、同スレッドの1には「『SFが読みたい! 2011年版』「ベストSF2010」ランキング発表!」とあり、国内版、海外版、それぞれのベストテンが記されていた。
本書は国内版ベストテンの五位。リスト中から唯一興味を惹かれたタイトルであり、GA無双話の余韻もほどよく冷めたことで読んでみる気になった。

2月18日に手に入れた。
手をつける前に、3月11日が訪れた。
本書の帯には、こう記されている。
「米国同時多発テロも、あの大地震も、犠牲者はゼロ!?」

なんという虚しさだろうか。

このようなときにこのような作品が手もとにある。お彼岸の客待ちの時間潰しに選び、読破したということは、忌避する気持ちよりも、そうでない気持ち――おそらくは、救われたい、という――が勝ったということになろう。

『フーコーの振り子』や『ハイペリオン』をなんとなく思い出しつつ。
『ウィザードリィ日記』級の自分語りに引きつつ。
らしいといえばらしい、らしくないといえばらしくないオチだが、しかし山本弘を確かに感じた。
こういう遊びが許される大家になった。そういうことなのだろう。

余談だが、時間改変モノといえば、『魔法少女まどか☆マギカ』が面白い。
二十年前の自分なら決して触れることはなかったであろう作品である。たゆまぬ訓練によって、昨今では忌避する前にまず見るということを覚えた。
未完だが、現在の印象的としては短編作品の『ZETMAN』が近い。

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