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2010年10月 5日 (火)

読物 『ボディーバランス・コミュニケーション』

読了まで、入手から半年かかったことになる。

ボディーバランス・コミュニケーション、Body Balance Comunication、BBC。
監修は、少林寺拳法師家。
趣旨は明白、目の当たりにすると受けた側が照れるようなもので、わからないということはない。だが、個人的にはにわかには受け入れがたいものだ。おそらくこれは、運動は得意ではないが大の苦手ではない、そこそこ身体がいうことをきく年齢である、という自らの身上からくるものだろう。
つまり、本書で訴えるようなことを新たに唱えずとも、既存の格闘技法「少林寺拳法」をやればいいではないか、と思ってしまったということである。

これまで武専などでそれっぽいものに触れる機会はあった。初めて触れたのは三年前だろうか、当時はまだBBCという名をまだ知らず、なるほど、修めてゆくと、こんなふうに熟成していくのだなと無邪気に思ったものだ。

さて、読み始めは無心で、やや進んで「なんだこりゃ」となった。どこをどう読んだか、「監修」が効いているのか、ものすごいネガティブな印象を得て、読み進められなくなった。
以来、ちまちまと読み進めて半年が過ぎる。
半ばほどを過ぎたある日、投げやりに斜め読みしていると、ふと印象が裏返った。

半年の間に、なにか我が身が得たものがあったのだろうか。後半パートに、なにか響くものがあったということだろうか。
その後、BBCを本部で体験した先生に教えをいただく機会があり、以後、文章の受け入れがたいところは未だに残るものの、どちらかというと肯定的に内容を受け止められるようになる。
読了して、ネガティブな印象はまだ残るものの、いずれ再読を期さねばならない書となった。

準拳士となり、少拳士となって、組織が変革を模索していることが察せられるようになった。
BBCもしくはそのベースとなったものはその一環で、層を広げようという強い意志のあらわれと受け止められる。本書着手時点では「従来の格闘技としての少林寺拳法と乖離するものである」と思ったものだが、これは個人的な無知が故のことであり、現在では発展的なものであるという印象に変じている。

剛法よりは柔法を好んできたが、おそまきながら剛柔一体を実感して、それは変わりつつある。格闘技的技法について語った書ではないが、格闘技的技法についてインスピレーションを得られる可能性のある書である。

この本のアカンところは、命名がなっとらんことにつきる。
その辺を斜め読みする塩梅で、可能性を追求される方にオススメの一冊といえよう。

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