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2010年9月28日 (火)

読物 『軍靴の響き』

数え上げれば、なんで読んでこなかったのかという作家は少なくない。

読書にもルートがあるということになろう。小説に目覚めた中二の冬、それは菊池秀行ではじまり、高千穂遥をかじって平井和正へと進んだ。中学では小説の趣味をもつ友人はなく、高校に進んで、栗本薫や新井素子、渡辺由自、清水義範や今野敏を紹介された。他にもあるかもしれないが、覚えているのはそんなところだ。
気に入ったものもあればそうでないものもある。気に入らなかったものを紹介してくれた友人の読むものは、趣味が合わないと忌避したに違いない。

おそらく、そんな理由で半村良を読む機会に恵まれなかった。星新一もそうだ。
読んでみれば、我が身が乗った流れを支流とするなら、本流の一つと思える。

『軍靴の響き』という言葉を、どのようにして耳にしたのか。
文学的修辞としてか、本書のタイトルとしてか、さだかではない。

本書は、架空戦記にカテゴライズされるのだろうか。
ODAや銀行に関するアレコレの読後では、本書のどのへんまでが架空で、どのあたりが現実なのか、気になるところである。

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コメント

おお。私が最も愛したと言ってもいい半村良ではないですか。しかしストーリーをまったく思い出せないこの不思議(笑

半村のSFや伝奇はきっと古びやすいと思うんですよね。当時は熱中したものですが、今の水準で読むとアラが目立つというか。
むしろ人情噺や純粋な時代もんのほうが、今でも楽しめる気がします。

まったくどうでもいいことですが、私が小説に目覚めたきっかけは北杜夫でした。今読んでいるのは『神は沈黙せず』でして、30年でえらいこと遠くまで来たもんだなぁと(笑

どうでもいいことなのですが、菊池秀行の系譜として、半村良はその一つなのかなあとか思ったりもしました。

>『神は沈黙せず』
GA無双話ですな。
山本弘は『ラプラスの魔』が好きでしたが、今読み返すと・・・

古びない作品は滅多になく、ゆえに、後年読み返すことも邪悪な楽しみであります。
現在のところ、個人的には『指輪物語』くらいでしょうか。

半村良、面白かったので、深追いしてみようと思います。

>GA無双

あ、そうですよねぇ。GA強すぎですよね。これじゃ明日にでも現実のAIができておかしくない感じです。
ま、このくらいじゅうぶん飲みこめますけどね。

半村ファンとして老婆心ながら付言しますと…(笑
海千山千のちゃりさんが、今読んでもアレかもしれませぬよ。たしかに、半村から栗本薫や夢枕獏を通って菊池秀行なんでしょうけど(ほんとかな)、その過程で進歩してるでしょうから、半村は古くさく感じるかもしれません。いや、間違いなく感じると思います。
でも、ですね。今の目で見ればアレですが、当時の半村はすごかったんだと言いたいわけですよ。それこそ伝奇小説中興の祖でしょうから。山田風太郎あたりとともに。
だから、深追いされるのなら、やさしい目で読んでやってください。
で、つまんねーと思ったら、人情噺や時代もんをご賞味くださいませ。

一ファンより。

らじゃw

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