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2010年8月18日 (水)

情報の使い方。

すうせん件のデータ整理について、当初思い描いていたストーリーはこうだ。
・オフコンからデータを吸いだし、データを整理する(当方作業)
・整理したデータをもとに、オフコンのデータを補完していただく(顧客作業)

これを繰り返すことによってデータの精度は向上していく。
しかし、オフコンの登録操作がダルいということで、整理したデータをインポートすることを顧客は選んだ。現在はマスタデータをインポートする仕組みはなく、システム会社へ新規発注するという。これはいい。

いずれにせよ、当方で整理したデータを顧客側で精査する作業は必須であり、その作業は各部門に割り当てられた。これもいい。

だが、元となるデータは、部門別に分割されずにまるごと渡され、どのデータに手を加えたか識別不能な状態で取りまとめ役にリターンされた。
具体的に言うと。
7500件あまりのデータがある。それらは5部門が管理している。
部門をまたがる顧客データは存在しないため、総計で7500件あまりとなるはずが、7500 x 5 = 37500件となって帰ってきたということになる。部門によっては削除したデータもあるようで、しかしながら他部門から提出されたデータには削除されたデータが残っていたりするわけで、もう、なんというか、わや。
これを再度、整理せよという。

エントロピーを減少させたデータが、見る影もなくカオスとなる。
どの部門が管理するデータであるか識別する項目を設けてデータを渡したのに、なんでこういうことになるのか。

データの形式はコンピュータ利用をにらんだものだが、要は顧客一覧である。
情報の効率的利用というものは、普段意識することなく人類があたりまえに行っていることで、たとえば裏道を利用して目的地へ向かうこともそうだ。情報分野でいえばルート探索などという専門用語が割り当てられているが、日常的に行われていることである。

なにがいいたいかというと。
専門家じゃないからできない/思いつかない仕事じゃないだろっ!
ということだ。

項目として部門名が存在するので、7500件あまりのデータを部門毎に分割するのは、せいぜい10分程度の作業となる。長く見積もっても1時間。データはエクセル形式で、「フィルタ」もつけさせていただいた。
1990年代ならまだしも、日常的にPCを使う企業人の業務の知恵の範疇に収まるものと受け止めていたのだが。

当然、当方に発生した負担は費用として請求することになるが、「SIerに騙された」的な事情の一背景として、これに類することはわりとよくあることなのである。

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コメント

なんか数字がデカイですなあ。
見ただけでしんどくなります。

すうじうまん件に比べたらナンボのことでもありませんデス。
自動化したしね。

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