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2010年8月14日 (土)

読物 『羆嵐(くまあらし)』

 Mixiの秋山瑞人コミュ、その名も『渇き』でご紹介いただいた。
熊撃ち、いわゆるマタギの話といえば、個人的には矢口高雄が原体験であろうか。
好んで蒐集するほどではないが好きだ。

物語はごっつい地味で、クライマックスに至るまでは若干辛いものがある。クライマックスに至ってからの爽快感はおそらくそれに反比例したものであろう。

楽しめた作品だが、一つだけ気になったことがある。
本作品は大正三年を舞台としているが、その頃、民間で入手可能な猟銃はどのような性能のものであったのかということだ。
1) 鉛を溶かして弾丸を作る描写がある。
2) 空薬莢を拾い集める描写がある。
これらから類推できるのは、空薬莢に火薬を詰め、自作した弾頭をねじこんで弾丸を再生利用していたということになろう。不発弾が多いのもむべなるかな。
似たような光景を、西部劇で見たような気がする。
物語の前段では 1) の描写しかなく、先込め銃を使っているものと認識していた。結局、明確な描写はなされなかったが、どうでもいい個人的なことである。

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コメント

マタギものに興味がおありなら熊谷達也氏の『邂逅の森』などもゴザイマス。

いつの間にかまんが化もされておりました。

読んではおりませんが他にも猟師ものがいくつかあるようです。

この方の作品で鷹匠を主人公にしたものもあったと思っていたのですが、そっちはどうも違う作家だったようで。

ちいと調べてみたところ、『邂逅の森』の漫画版、見た目もろ少年漫画ってカンジですねぃ。
藤原カムイな。

あ、スンマセン名前入れてなかった。
つっきーでございます。
エフィからとんだときは自動的に入ってたからついそのまんまの感覚でやってました。

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