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2010年2月 7日 (日)

読物 『まっすぐに蹴る』

思い立ってから着手に至るまでずいぶんと間が開いてしまったのは出物がなかったためで、つまりはその程度の興味であったということになる。

格闘技に限らずスポーツ観戦はしない。マラソンも高校野球もオリンピックも等しく見ない。一時期、貴乃花が横綱になる直前までは大相撲にプチはまりし、同時期K-1などもわりと見たが、見る目がなかったためか、すぐに興味をなくして今に至る。

佐竹雅昭の来歴も、だから全く知らない。たまたま目にした試合や、耳にした試合結果は負けばかりで、どちらかというと芸能人としての印象が深い。ほぼ10年間のプロ活動で80試合弱をこなしていたことも知らなかった。

ゆえに、本書の内容の真偽や相対的な諸事については一切妥当性を判じ得ない。

その上で述べることを許されるならば、付録がイチバン面白かった。

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コメント

これは読んでないなあ。カラテワールドカップの頃からK-1初期まで、佐竹がいなければ今の格闘技の隆盛はないのではないかと思えるほど存在感があった。たしかに後に勝てなくなっていく佐竹のイメージ、おちゃらけてテレビに出演するイメージ、マジックザギャザリングが好きなどオタク的なイメージからすると、え~佐竹ぇ?的な評価を受けがちだが、いやいや当初はほんとにヒーローのひとりだったのですよ。とりわけドン・中矢・ニールセン戦の意味合いは格闘史を考える上でもとても意義深い試合だと思う。ぼくもそんなにすごいファンだったわけではないが、やはり注目して観てましたよ。K-1発足前後はね。

>ドン・中矢・ニールセン
本書の中でも、あの一戦の勝利がなければK-1の実現はなかっただろうと言及されてる。

前歯は折れたんじゃなくて自ら折ったんだとか、海外での活動とか、いろいろスゲーんだな、この方は。

私も未読ですが…。

佐竹は昔、好きでした。というかおもしろかったんですよ。
前田がやってたRINGSに参戦して、それでメジャーになったのかなぁ。私、RINGSが好きだったんで。
当時からセメントなのかシュートなのかわかりづらく、まあどっちもこなしてたんでしょうけど、とにかく日本人としては珍しいヘビー級で、突貫ファイトだったので、観ててワクワクしてました。
「さたやん」名義でプロレスしたのはちょっと脱力しましたが。

なんで正道会館と切れたのかわかりませんが、佐竹なくして今のK-1はないのでしょうね。まあ、なくてもよろしい! という向きを否定はしませんが(笑

私、ボクシング以外の(プロ)格闘技は、ぜんぶプロレス的な視線で観てますが、その意味で非常におもしろい空手家でした。
合掌。

本書によれば、前田に直談判にいってRINGSに上げてくれと頼んだにもかかわらず、K-1発足にあたり二者択一を余儀なくされ、前田を裏切るような形でRINGSを去らざるを得なかったことを悔やんでいるようでした。
その際、石井館長から「儲けは折半」的なことを持ちかけられて心が動いたと正直に語っております。なお、この口約束が果たされたことはなかったそうです。

正道会館と切れた直接のきっかけは、武蔵との試合がちょっと?な判定負けだったことだったそうです。(ダウンを取って、ダウンを取られなかったのに負けた)
月給五万円など、それまで募っていたものが、ここで決定的になったということのようです。

PRIDE引退試合となった吉田との試合は試合前二週間に決まったそうで、その前に背骨骨折と頭蓋骨陥没という負傷をやっており、久しく試合からも練習からも遠ざかった状態でのことだったそうです。本書ではPRIDEを悪しざまにしてはおりませんが、正道会館在籍時と同じように使い捨てられている観があはれです。
いろいろあったようですが、プロ格闘家としてはここで心折れたようです。

「さたやん」は本人の言によれば、「高齢者に元気を」的な企画モノのショーアップに努めたのみ、ということになります。

もっと激した言葉で語りたいところを抑えに抑えて書いているという風がうかがえ、告発の書というよりは、けじめとしての半生記という印象であります。

この本自体は、立ち読みしただけで、特に感慨はなかった。でも佐竹も石井館長も好きなオレとしては、佐竹の複雑な心境が察せられてしんみりとした気分になったのは確かだった。

石井さんも変なところで空手家だから弟子である佐竹に渋いんだよねw K-1に関しては佐竹は共犯者なんだから彼の身が立つようにしてあげるべきだったと思う。

いま、個人で佐竹道場を開き、静かに空手家としての第二の人生を送っているようだけど、コレが本来の佐竹雅昭なんじゃないかなと思わなくもない。
空手オリンピックでリングスへ挑戦し、K-1へ至る道をひた走った。
あの頃の佐竹はオレの中で確かに「となりの格闘王」であったよ。
実はクレバーな当人としては道化芝居だったかもしれないけどな。

アンディ・フグにはサムライの印象がある。
佐竹にもサムライの印象をもつべきなのかなと思わせる本書ではあったが、どうやらこれまでに受け止めた印象は覆らないようだと思い知った次第。

事態と疎遠の第三者としては『空手超バカ一代』と対照するのが公正なやり方なのかと思ったりもしたけれど、評判が悪いので『アンディ・フグの生涯』を読んでみることにした。

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