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2009年7月19日 (日)

読物 『ポケモンストーリー』

個人的なトピックを記録するようになって九年になる。
初期の頃は記録という点でイマイチで、たとえばポケモンをいつ始め、いつ飽きたか明確な日付を確認できなかった。
イマイチな記録とアイマイな記憶を手繰ってみれば、ハマったタイトルは金銀で間違いなく、どうも2000年の夏頃ハマり、赤だか青だかに着手した11月頃飽きたらしい。

ポケモンというムーブメントの中には一度も身を置いたことがない。
光過敏性発作のニュースを耳にしていれば、その影響力の大きさを理解してもよさそうなものだが、気にならないことは特に認識しないという幸せな記憶装置をもつ我が身は、だから、本書に語られることを歴史のように俯瞰するだけだった。著者らが想定した読者層としては外縁に位置するということになろうか。

本書では『シルマリル・リオン』中の『指輪物語』ほどにも取り上げられなかった首藤剛志のWebコラムを先に目にしていなければ、あるいは本書に対する興味をかきたてられなかったかもしれない。
ポケモンがいかにして生まれ、育まれていったかを語る物語である。ゲームの開発秘話ではない。生まれた時には誰も想像し得なかったビジネスの卵が、どのような栄養を与えられ、どのような病気を経験し、誰がどのように育っていったかの記録である。小学生にも読め、ビジネスマンにも読めるよう心掛けたというが、小学生には難しかろうと思われる。
啓蒙の書であることは間違いないが、多分に恣意的であり、一矢報いた観を禁じ得ない。

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